加熱する米メディア各社の「誤報」 トランプ氏「悪意あるかつ意図的」

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ドナルド・トランプ氏が大統領に当選して1年が過ぎましたが、米国国内では依然として逆風が吹き荒れています。主力メデイアの多くがトランプ叩きに精を出してきましたが、この頃、メデイアの「誤報」が相次ぎ明らかになり、謝罪に追われています。

US President Donald Trump speaks during a signing ceremony for Space Policy Directive 1, with the aim of returning Americans to the Moon, in the Roosevelt Room at the White House in Washington, DC, December 11, 2017. / AFP PHOTO / SAUL LOEB (Photo credit should read SAUL LOEB/AFP/Getty Images)

FOXニュースによると、12月8日、トランプ氏はフロリダ州での支持者集会に参加。ワシントン・ポストの記者、デーヴ・ワイゲル(Dave Weigel)氏は風刺の意を込めて、半分が空席状態の会場の写真をツイッターに投稿しました。

これに対しトランプ氏は、9日のツイッターで「Dave Weigel@ワシントン・ポストは私がまだ集会会場に到着する前の写真を載せた。当時数千人が会場の外で入場を待っていた。演説時の会場の写真をお見せしよう。会場に入れなかった人も大勢いた」とワイゲル氏の投稿を一蹴。同時に、記者とワシントン・ポストにフェイクニュースの取り消しおよび謝罪を求めました。

ワイゲル氏は後に謝罪の声明を発表し、問題の投稿を削除しました。

かねてから「フェイクニュース」だとトランプ氏から批判されていたCNNテレビも、不当な報道を訂正しました。大統領選中にトランプ氏の長男が「ウィキリークス」から対立陣営である民主党全国委員会(DNC)のメールを秘密裏に受け取ったと報じましたが、実際は公表後に受け取っていました。

長男のトランプ・ジュニア氏は8日、「CNNはフェイクニュースを広めることしかできない」と非難し、報道の撤回を求めました。その後、CNNはようやく報道を訂正しました。

「ロシア疑惑」に関する報道では、ロシアが米大統領選に関与した可能性を示唆する報道をしたABCテレビが「深刻な誤りがあった」と1日の報道を取り消し、記者を4週間の停職処分としました。

また、ニューヨーク・タイムズも10日の紙面に掲載した記事で「大統領は毎日4〜8時間テレビを見る」と報道。これについてトランプ氏は11日、「うそ」であるとツイッターで否定しました。さらに、CNNテレビやMSNBCテレビについても「ほとんど見ないが、どちらもフェイクニュースだと思っている」と付け加えました。

9日のツイッターでは「CNNは悪意のある意図的な間違いを犯した」と批判。さらにCNNは「ニュースでもっとも信頼される名前」をスローガンとするが、「もっとも信頼できない名前」にするべきだと皮肉りました。

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