2017年11月10日午後8時頃、中国・重慶市でエスカレーターが瞬時に崩壊する事故が発生しました。
事故があったのは重慶市五里店東方灯広場。地元メディアの報道によると、崩れる前にエスカレーターから突然轟音が鳴り響きました。引き続き、エスカレーターのステップが一段ずつ崩れ落ちましたが、動き続けるエスカレーターの動力によって変形し、間も無くくず鉄の山と化しました。
幸い、事故当時エスカレーターには誰も乗っていなかったため、死傷者はいなかったそうです。
関係者によると、事故は経年による老朽化が原因とのことですが、関連部門が事故原因を調査中とのことです。
中国のネット上でも話題となり、「いきなり死神登場のシナリオじゃないか」「恐ろしすぎる!」「事故当時もし誰かが乗っていたら、結果は想像できない」「この世界で生き続けるのは本当に大変だ」「エスカレーター事故が多すぎる」「責任者を厳しく罰して欲しい」などと反応を見せています。
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2歳児がエスカレーターから落下
中国で多発するエスカレーター事故。しかし、多くの場合、幼い子どもたちが被害者になっています。つい最近も、広東省で事故がありました。
中国ではエスカレーターやエレベーター事故が頻繁に発生しています。
2015年7月26日には、湖北省荊州市のデパートで、エスカレーター降り口の床が突然陥没、30歳の女性客が巻き込まれて死亡する事故が起きました。
ネットに投稿された防犯カメラの映像によると、子連れの女性客がエスカレーターを降りたところで突然、足元の床が抜け落ちました。子供は穴に転落した女性に押し上げられ救出されたが、女性は回転軸に巻き込まれて姿を消しました。エスカレーターは解体され、4時間後に女性の死亡が確認されました。
さらに、地下鉄駅のエスカレーターが逆走し、乗客が死亡する事故も北京や深センで発生しました。