またもや花粉症の季節がやってきました。
日本に来るまでは「花粉症」という症状があることすら知りませんでした。
日本特有の症状なのかわかりませんが、かかったら大変ですね。👉と書きましたが、外国人も日本にいると花粉症状が出るようです。
鼻水に涙、それに目がかゆい・・・などなど。
先日、メガネを買いに眼鏡屋に行ったら「花粉症対策のメガネ」なんてものが出ているんですね、驚きました。目を花粉に触れないようにメガネで覆うような感じの作りでしたが、本当に効くのでしょうか。
今日は、漢方医学の鼻水の治し方をご紹介します。
漢方(中医)の場合、西洋医学のように表面の症状を抑えようとするのではなく、病気を招いた根源を治します。例えば、風邪を引いたときは、足を温めます。
お灸というと、あまり馴染みのないものかもしれませんが、お灸に使われるもぐさは漢方薬店またはネットで簡単に入手できます。
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以前、妊娠中毒症(特にむくみがひどく)が出た時に、自分でお灸をやったことがあります。
ちょっと熱いですが、我慢出来る熱さなので心配は要りません。
「命門」というツボに、お灸を焚くと鼻水が止まるそうです。「命門」とは文字通り、命の門として漢方では大変重要なつぼで、ちょうどおへその裏にあたります。
【医学古今】 鼻水に命門のお灸
鼻水は鼻粘膜の分泌異常によって起きる症状で、現代医学では耳鼻科で治療しますが、漢方医学の場合、鼻は肺の付属器官だと考えています。ですから、鼻の症状は肺の状態を調節しながら治療します。
それ以外に肝、胆、胃、大腸の経絡も鼻や副鼻腔の周囲を通っていますから、鼻の症状はこれらの臓腑の状態を考えて治療する場合もあります。
もう一つ陽気不足によって起きる鼻水があります。このような患者は、鼻詰まりやくしゃみなどの症状がなく、普段鼻の異常をほとんど感じません。しかし、ちょっと寒くなり体が冷えると、透明の水のような鼻水がたくさん流れるように出てきます。症状は一見重いようですが、いったん体が暖まれば鼻水はすぐ止まり、異常もほとんど感じなくなります。
このような鼻水は督脈の陽気が弱くて津液運行をうまく管理できないことによって起きる症状だと考えられています。これに対しては命門穴のお灸で速やかに症状を改善することができます。
命門穴は督脈のツボで、第2、3腰椎後突起の間にあります。ここに米粒ぐらいのモグサで3回ほどお灸をすえれば、すぐに症状の改善が見られます。 (大紀元より)