中国の天津で12日夜、化学物質を保管する倉庫で大規模爆発が発生しました。
爆発後の現地写真に、世界中が愕然としています。
爆発の瞬間
爆発の瞬間
数千台の輸入車が廃鉄に
一方、世界中のメディアや人々、中国国内の人々も含めて、皆さんが今一番知りたいのは「本当の」死傷者の数ではないでしょうか。
というのも、中国で重大事故が発生した際に発表される死者数は、往々にして実際の数字よりはるかに少ないからです。
今回の爆発事故も、やはり、本当の数字は発表されていないようです。
中国の中央テレビCCTVは「56人死亡、721人負傷」(15日の発表では死者85人)と発表しています。
一方、海外メディア「博聞社(bowenpress)」は中国共産党上層部の内部情報として、爆発による死者数はすでに300人に達しており、当局が発表した数字の6倍に上ると報道。死者数はこれからも、さらに増えると予想されます。
このほか、ラジオ・フリー・アジア(RFA)も、地元病院は負傷者数も当局の発表よりはるかに多いと示したと報道。当局は数百人と発表したが、実際は2000人以上に上るとのことです。負傷者は現在市内の10軒の病院に搬送され治療を受けているが、規模の小さい江東病院ですら約200人、第5中心医院でも400人以上を受け入れているといいます。
一方、当局は事故の死者数を当初の13人、現在は50人余と発表。地元住民はもちろんこの数字を疑問視しています。
ある匿名希望の目撃者によると、13日朝だけでも、泰達医院からは42人の遺体が運び出されたそうです。別の目撃者は、港口医院の20数台の霊柩車がひっきりなしに遺体を運んでいたと話しました。
当局はなぜ、いつも、本当の死者数を、言わないのでしょうか?!