中国、誘拐事件で9歳女児死亡 

投稿日:

中国湖北省黄梅県では去年12月、9歳の女の子が誘拐され死亡する事件が起きた。遺●から臓●が全部抜き取られていたという。女の子の親族は大紀元の取材に対して、当局の関与をほのめかした。

小学校3年生の陶秀麗ちゃんは11月25日ごろ、黄梅県沙嶺村の自宅前で、一人で遊んでいたところ突然いなくなった。村の目撃者は「秀麗ちゃんが家の近くで20代の男と話しているのを見た。男の横には(同省)武漢市ナンバープレートの白い車が止まっていた」と話した。家族は不審者に連れ去られたと考え、自宅の周辺を捜したが発見できず、地元の警察当局に通報した。

12月28日、警察関係者は家族に対して「容疑者が見つかった」「秀麗ちゃんは殺害された」と伝えた。また事件について「容疑者は自動車を運転中、秀麗ちゃんをひいてしまった。責任を追及されるのを恐れ秀麗ちゃんを殺害した」と説明した。

秀麗ちゃんの遺体と対面にした親戚は、「髪の毛が全部そられていた。全身は包帯で巻かれていた」と話した。

父親によると、遺体安置所で、ある関係者が親族に対して秀麗ちゃんの臓器は全て摘●された、と発言した。

しかし翌日葬儀が終わると、臓器の摘●について明かした関係者は、前日の発言を撤回したという。父親は同関係者が、警察当局の者であるかどうかについて明言を避けた。

陶さんは「娘の臓器は盗まれたとみんな知っている。しかし、口には出さない。警察が娘の遺体を見た村民に対して『噂話を流す人は逮捕するぞ』と脅していた」と当局に口止めされていると述べた。

母親は娘の遺体が自宅に送ばれた翌日、一部の村民によって強制的に埋葬されたと話した。また、警察当局は親族の了承を得ていないにもかかわらず、秀麗ちゃんの遺体を司法解剖した。その結果も親族に知らせていないという。

親族の一人は取材に対して「秀麗ちゃんの臓器は(当局関係者らに)摘●されたと思うが、今証拠はない。当局の主張に従うしかない」と話した。

父親は、第三者による司法解剖を行っても「当局に鎮圧されるのみだ」として、諦めていると述べた。

父親は当局の説明は、村人の目撃情報とつじつまが合わないとして疑問を持っている。「男性と話していたのに、なぜ交通事故に遭ってしまったのか」「自動車事故なら、相手が保険に入っていれば、賠償金をカバーできる。なぜ人を殺さなければならないのか?」

中国紙・北京青年報(12月8日付)はこの事件について、ある警察の話として、司法解剖中に遺体の髪の毛を剃るのも、臓器組織の摘出も「解剖中に必要なプロセスだ」と言ったと報じた。

秀麗ちゃんの母親は「臓器が誰に移植されたのか知りたい」「殺した人は捕まったが、臓器を取った人は誰なのか!明らかに黒幕がいるのに!」と微博でその怒りを書き込んだ。(大紀元より転載)



  • B!

新着記事

1

中国の深刻化する若者失業問題:希望を失った若者たちの叫び 中国では、深刻な若者失業問題が深刻化しています。特に2024年は、過去最高となる1 …

2

モスバーガーは日本の企業で、食材も安心できるし美味しいので割とよく利用しています。 このモスバーガーも中国に進出していたようで(しかも2度目 …

3

米国務省は3月20日、「2022年人権報告書」を発表しました。そのうち、ジェノサイド、人道に対する罪、国境を越えた弾圧、生きた人からの臓器狩 …

4

検閲のない、健全なプラットフォームにあなたのチャンネルを作りませんか。

5

中国のスパイ気球に続き、米国内各地の港湾で操業している中国製のクレーンが中国共産党の新たなスパイツールになりかねないと懸念しされています。

6

インドネシアが、共産主義の流布と宣伝を違法とみなし、刑罰を科すると定めました 共産主義の宣伝は違法 12月6日、インドネシア議会は刑法改正案 …