昔、ある青年が好きな女性と結婚を約束しました。
しかし、結婚を約束したその日、彼女はなんと、別の男性に嫁いでしまいました。
青年はショックのあまり寝込んでしまいました。体調がみるみる悪くなり、とうとう息絶え絶えになりました。
ある日、行脚の僧侶がこのことを聞き、青年を諭してあげようと思いました。
僧侶は懐から鏡を出し、青年に見せました。
すると、鏡にある光景が映りました。
海辺に殺された女性の遺体が裸のまま放置されています。最初にそこを通った人は、女性の遺体をのぞき込んでは頭を横に振りながら、去っていきました。
2人目の通行人は、自分の服を脱いで遺体にかけてあげました。
3人目の通行人は、穴を掘って、女性の遺体を埋葬してあげました。
そして、鏡の場面が変わり、青年と結婚を約束した女性が映りました。結婚式を終え、部屋で花婿が花嫁のベールを上げているのです。
青年が不思議に思いていると、僧侶が説明しました。
実は、海辺で死亡していた女性は、彼女の前世の姿だったのだと。青年はそのときに通った2人目の、服をかけてあげた人でした。今生、彼女は青年の恋人になりましたが、前世に受けた「情」を返すためだったのです。
一方、彼女が一生をかけて恩返しをすべき人は別の人でした。つまり、彼女の遺体を埋葬してあげた3人目の人ーー彼女が嫁いだのはその3人目の人だったのです。
青年ははっと悟り、起き上がりました。それ以来、元気を取り戻しました。
1人目の通行人:自分の人生で通りすがりの人たち。
2人目の通行人:自分と恋人関係になったが、結婚までは行けなかった人。前世に受けた「情」を返すだけの縁。
3人目の通行人:一生を伴う人。前世の恩を一生をかけて返す人。
はい。
人生のすべてに訳があるのです。それを「因縁関係」、「因果応報」と言うのでしょう。
我々が遭遇する良いこと悪いことのすべてが、因縁関係によるもの、ということですね。
從前有個書生,和未婚妻約好結婚,可到那一天,未婚妻卻嫁給了別人?
從前有個書生, 和未婚妻約好在某年某月某日結婚。到那一天, 未婚妻卻嫁給了別人。書生受此打擊, 一病不起。家人用盡各種辦法都無能為力,眼看奄奄一息。
這時, 路過一游方僧人,得知情況,決定點化一下他。僧人到他床前, 從懷裏摸出一面鏡子叫書生看。
書生看到茫茫大海,一名遇害的女子一絲不掛地躺在海灘上。路過一人,看一眼,搖搖頭, 走了……又路過一人,將衣服脫下,給女屍蓋上,走了……再路過一人,過去,挖個坑,小心翼翼把屍體掩埋了……
疑惑間, 畫面切換。書生看到自己的未婚妻。洞房花燭,被她丈夫掀起蓋頭的瞬間……
書生不明所以。
僧人解釋道:看到那具海灘上的女屍了嗎?她就是你未婚妻的前世。
你是第2個路過的人,曾給過她一件衣服。她今生和你相戀,只為還你一個情。
但是她最終要報答一生一世的人,是最後那個把她掩埋的人,那人就是他現在的丈夫。書生大悟,唰地從床上坐起,病癒。
第一個路過的人,就是那些和你相逢不相識的人;第二個路過的人,就是和你相戀而無結果的人,因為上輩子他為你蓋了一件衣服,今生和他相戀,只為還他一個情;第三個路過的人,是你相伴一生的人,因為上輩子他把你埋葬,你要報答他一生一世。
那誰又是上輩子葬你的人哦?每個人都等到了嗎?