今年の旧正月は2月8日。
中国は大型連休の最中ですが、旧正月期間中(2月7日〜13日)外国を訪れる中国人は600万人に達するだろうとの統計が出ています。
この600万人のうち、日本にはどれほど来られるのでしょう。少なくとも1割以上、60万人以上が大挙してやってきているかもしれません。
メディア各社の報道からも「爆買い」という文字が躍っています。消費低迷が続く日本にとって、中国人の消費力はありがたいことでしょう(マナーのことはさておいて)。
去年一年で日本を訪れた中国人の数はおよそ500万人。外国人観光客全体のおよそ4分の1を占めており、一人当たり消費額もダントツトップだったそうです。
最近は、ラブホテルまでが中国人ツアー客の奪い合戦に参入しているとか。部屋やお風呂などがビジネスホテルよりも広いため、人気があるそうです。驚きです。
家電量販店では、まるで市場で野菜を買うかのように、炊飯器や自動掃除機、空気清浄機などをぽんぽんぽんぽん買っています。
神戸牛などを扱うステーキ屋では、中国人客がやってきては一人あたり数万円分を注文し、食べてくれます。
こういった光景を目にすると、中国人は誰もが金持ちで、中国は景気がとても良さそうに見えるかもしれません。
しかし、現実はどうなんでしょう。
中国の人口は14億(実際は15億人位いるはず)。そのうちの5〜10%が金落ちだとしてもかなりの人数です。そのわずか5%〜10%の人々が海外で金をばら撒いているのです。
残りの9割のごく普通の中国人はどんな暮らしをしているのでしょうか。
最近中国のネットにある写真がアップされました。
中国で最も寒い地方である黒竜江省の街頭で、80代の老婦が凍てつく中で「茶蛋」(茶卵)を売っているのです。
ゆとりのある家庭の人なら、マイナス30度の極寒の中で、茶卵を売ったりはしないでしょう。
投稿したネットユーザーの話によると、通行人の多くが老婦を気の毒に思い、茶卵を買って行っていたそうです。
さらには、熱い豚まんを差し入れする人もいたが、老人は「食べたいなら自分で買う。茶卵を売るのは暇つぶしと健康のため」と言っていたそうです。
「本当なのか?」と中国のネットでも話題になっているそうです。