日本を訪れる中国人観光客は増え続けています。
爆買いといった言葉が生まれるほど経済効果をもたらす一方で、様々な問題をも起こし、日本の一般市民が顔を顰めています。
福岡では2月28日、中国人ツアー客が食べ放題の店で、制限時間を過ぎても注文を続けて、店員がそれに応じないと店員ともめた、と産経新聞が報じました。
福岡県警粕屋署は28日、飲食店で起きたトラブルで駆け付けた警察官に暴行したとして、公務執行妨害の疑いで、自称アルバイト王忠海容疑者(48)=福岡市博多区=を現行犯逮捕した。
署によると、王容疑者は添乗員として中国人のツアー客約30人を福岡県志免町の飲食店に案内し、食べ放題・飲み放題のコースを注文。制限時間が過ぎても注文を続けて、これに応じない店員ともめ、店が110番した。
逮捕容疑は、28日午後8時10分ごろ、店の駐車場で署員2人の顔を殴ったり、腕にかみついたりした疑い。「やっていない」と否認している。
日本だけでなく、他の国でも問題を起こしています。同じ28日タイでも、18人の中国人ツアー客がチェンマイの中国料理店で食事をしたあと、「おいしくない」「値段が高い」といって、食事代2570バーツ(約8200円)の支払いを拒否し、店員と喧嘩になり、テーブルや椅子をひっくり返すといった騒ぎを起こしています。
このことはタイのメデイアによって報道されました。取材に応じた店員によると、問題のツアー客は平均年齢50歳以上で、2月28日の夜に来店。料理12皿とご飯40杯および、ミネラルウォーターを数本注文。食事を終えた後、お会計の際、「2570バーツは高すぎる、あり得ない」「おいしくなかった」などといって、支払いを拒否しました。
店のオーナーが出てきて説明をして、もう一度計算してあげても、彼らは支払いをしなかったそうです。さらには、大声で店主を罵り、テーブルなどもヒックリ返しました。
自分たちを携帯で撮影している人に気づくと、携帯を奪おうとまでします。店主が警察を呼ぶと警告すると、ようやくお金を払って帰っていったそうです。