中国メデイアによると、2月29日12時過ぎ、河南省の南陽市第一中学校(高校)の校門前で、白のBYDが下校中の生徒たちに向かって暴走。4人が死亡し、6人が負傷。いずれも高校1年と2年生だそうです。
目撃者によると、事件当時はちょうど下校の時間帯で校門の前には多くの生徒がいました。白のBYDは生徒らを轢いたあと、さらに加速し、交差点でさらに2人の生徒を轢きました。
報道によると、車両を運転していたは今年60歳の「馬高潮」という男で、南陽市検察院を定年退職した「処」クラスの元幹部。退職後は不動産会社傘下の融資会社に務めていたが、会社のボスが会社のお金を持ち逃げしたため、顧客から返金を求められていたそうです。
男はすでに身柄を拘束されていますが、報道によると、社会への不満から報復行為に走ったとのことです。詳しいことはまだ明らかにされていません。
「それにしても、罪のない子供たちに報復することはないだろうに」と、中国のネットユーザーが嘆いています。
同じ日、南部の海南省でも報復による殺人事件が発生しました。午前11時頃、海南省坡博村海口揚帆小学校の前で、男が刃物を振り回し、下校中の小学生らを切りつけました。10人が負傷し、うち2人は重傷だそうです。
犯人は45歳の「李四君」という男で、事件後逃走しましたが、のちに飛び降り自殺をしたとのことです。
情報によると、李は「バイクタクシー(摩的=摩托車的士)」で生計を立てていましたが、先月初めに自家用車と事故を起こしました。その際、乗っていた客の右足の靭帯が断裂し、事故の責任を負わされましたが、李は判決に不服としていました。
結局社会への報復として、上記の事件を起こしたとのことです。