8月12日の夜、天津海濱新区天津港7号卡子門瑞海国際物流公司の危険物倉庫で爆発が起こりました。
鎮火の過程でまた数度の爆発がありましたが、うち2度はその威力が大きく、M2.3、M2.9の地震に相当するそうです。
事故現場付近の建物はもちろん、現場から15km離れた場所でも、振動で窓ガラスなどが割れたそうです。
肝心な死亡者数ですが、当局の発表では16日現在、104人になっています。
一方、武装警察上層部からの内部情報によると、武装警察と消防部門が現場および各一線病院から入手した死亡者数は15日昼までに1400人に上るそうです。行方不明者も700人余。消息筋によると、この数字には化学戦の専門部隊(中国語:防化部队)が処理した遺体の数と現場から遠く離れた病院での死亡者数は含まれていないそうです。
今回の爆発で、最初に投入された消防隊員の多く(数百人。一説では180人)が死亡したとみられます。
天津市当局の4回目の記者会見には情報を提供しない当局に怒った行方不明者の家族が押し入り、当局は会見を中断しました。
会場に押し入ったのは、公安消防部門の所属ではない「港務消防四中隊、五中隊」の消防隊員の家族だそうです。遺体安置場で家族を見つけることができなかったため、彼らは家族の生死の情報を求めて、記者会見場に押し入った模様です。
中国国内メディアによると、行方不明者の中には天津市公安局港区分局の副局長なども含まれるそうです。
天津市港公安局は15日午後になって、公式ミニブログ(微博)を通じて、港区分局の陳嘉華副局長、北港分局の劉峰局長などが未だに行方不明であることを明らかにしました。