中国で波紋を呼んでいる「雷洋変死事件」事件
2016年5月7日、北京で雷洋という29歳の青年が謎の死を遂げました。この日は彼の結婚記念日で、夫婦の間には生まれて間もないこどももいました。
雷洋さんはこの日、親戚が来るということで北京首都空港に向かいに行ったそうですが、なぜか警察に「買春」の疑いで強制連行されました。
しかし、連行されてからわずか1時間後に亡くなり、警察当局は「心臓発作で死亡した」と発表。
一方、妻など親族が遺体と対面した時、雷洋さんの遺体は傷やあざだらけで、睾丸が異常に腫れ上がっていたたそうです。
事件後、警察に連行された雷洋さんが警察から電撃棒で電気ショックを与えられて悲鳴をあげる映像がネット上に公開されました。
事件は謎が多く残り、中国はもちろん海外でも注目されています。
中国では警察による暴力的な法の執行事件が多く発生しており、多くの場合、警察が人を殺しても罪を問われません。法輪功学習者などに対しては殴り殺しても「自殺したと言えばいい」と上(江沢民)から指示されるほどでした。
今回の雷洋事件後、習近平国家主席も公安部門内部を整頓する発言をしていますが、この事件が問題視されているとみられます。