煙が「立ち上る」?「立ち上がる」?
「煙が立ちのぼる」の「のぼる」は
「上る」?
それとも「昇る」?
これを調べるために、グーグル様にお聞きしたところ、読売テレビのある記事に辿りつきました。
7月30日、福島県郡山市でガス爆発事故がありました。この日のお昼のニュースで、現場から中継した地元局の男性アナウンサーが、
「黒い煙が立ちあがり」と話しているのを聞いて、私は思わず椅子から「立ちあがり」ました。
「煙」は「立ちあがり」ません。「煙」は、「立ちのぼる」のです。漢字で書くと、
「立ち上る」=たちのぼる
「立ち上がる」=たちあがるです。
漢字の読み間違い?覚え間違い?
ガスにも、もちろん気を付けなければなりませんが、アナウンサーや記者は「言葉の使い方」にも、くれぐれも気を付けなくてはなりません。
これを読んで、私は思わず「ふき出し」てしまいました。
結局、「煙がたちのぼる」の答えは、「立ち上る」なんですね。でも、「立ち昇る」を使っているところもありました。
おかしくて「吹き出した」?「噴き出した」?
煙の問題は解決しましたが、次に新たな問題が。
「思わずふき出した」は、
「吹き出した」?
「噴き出した」?
正解は「吹き出した」ですが、中国語の場合は、面白くておかしくて吹き出したというときは「噴飯」という表現がありますが、この時は「噴き出す」なんですよね。
これは日本語でも使いますよね。
うん、とにかくややこしい。
それで日本では段々漢字を使わなくなっているのかな?とも思うのですが、使わないとどんどん使えなくなる。そのうち、韓国やベトナムのように、漢字を廃止することになるでしょう。
そうならないためにも、私たちはなるべく漢字があるものは、なるべく漢字を使うようにしています。
理由は簡単です。
漢字は、神が人間に伝えたものだからです。
神とのつながりを手放さない。
なぜなら、これは最後の望みだから。