中国人社会では、海外の華人も含めて、お正月は旧暦で祝います。今年は2月19日が旧暦1月1日に当たります。その半月ほど前から街や商店にはお正月用のキャンディや縁起物の飾りが現れ、徐々に正月ムードが高まっていきます。そして正月雰囲気は旧暦1月15日(元宵節)まで続きます。
お正月になると、中国人は厄除けや財運を願って、玄関に吉祥絵文字や「年画」、「対聯」などを飾ります。
今日ご紹介する縁起物はひし形の紙に書かれた複合字。
正月に飾るポピュラーな縁起物で、複数の漢字が一つになっています。
もっともよく見られるのが、≪招財進寶≫。
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財を招き宝が入ってくる、財運を高めて、思うがままに幸運を手に入れることができるという意味です。
財運や縁起物にと人々の夢をかなえてくれる財運のシンボル文様の文字で、玄関等にこの招財進宝の字を飾るとお金や宝物を招いてくれるといわれています。
このシールに描かれている文字は、招財進寶という文字を組み合わせて作った宝船を表わしています。
この4つはいずれもお金に関する内容で、商店や会社などによく、これらの文字を書いた赤い紙を張ったり、これらの文字をあしらった赤い飾り物を飾ったりしています。特によく見かけるのが、「招財進寶」です。