米国務省は3月20日、「2022年人権報告書」を発表しました。そのうち、ジェノサイド、人道に対する罪、国境を越えた弾圧、生きた人からの臓器狩りなど、中国共産党による人権侵害に触れる内容は87ページに及んでいます。
20日、ブリンケン米国務長官は2022年人権報告書を発表しました。うち、中国共産党による人権侵害に関する記述は87ページに及び、中国共産党が犯した重大な人権侵害が数多く列挙されています。
ブリンケン米国務長官は、「中国共産党は人権侵害行為を続けている。例えば、ウイグル人に対する大量虐殺や人道に対する罪、チベット人に対する弾圧、香港における基本的権利の弾圧、本土で基本的自由を行使する個人に対する人権侵害などだ」と述べました。
報告書では、大量虐殺、恣意的な監禁、国境を越えた弾圧、強制堕胎、強制臓器摘出など、中国共産党による数々の人権侵害行為を列挙しています。
臓器摘出の部分では、「一部の活動家や組織は、法輪功学習者や新疆ウイグル自治区で拘束されているイスラム教徒などの良心の囚人から臓器を強制的に摘出していると批判している」と指摘しています。
報告書ではまた、米移植学会及び米移植外科学会が提供する雑誌「American Journal of Transplantation」に掲載された研究結果を紹介し、少なくとも71のケースで、中国共産党は脳死前に臓器を摘出し、死因は臓器移植そのものであったと指摘しています。